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性器ヘルペスに感染する原因と治療方法

2019年11月29日
落ち込む男性

性器や肛門などの局部にいたみを感じる水膨れが発症するのが、性器ヘルペスになります。イボや水泡などはウイルスや衣服との刺激や加齢など色々な原因で発生しますが、ほとんどは自覚症状がなく見た目の変化に留まります。これに対して性器ヘルペスはいたみやむず痒い感じなどの自覚症状を伴う点で際立った特徴を持っています。原因となる単純ヘルペスウイルス(HPV)には大きく分けると2種類あることが知られており、口唇周辺に症状が出現するHPV1型と性器や肛門周辺などに症状が出現するHPV2型からなります。HPV1型は顔面の三叉神経や口唇などで繁殖し、水膨れを発生させるのが特徴。感染経路も良心の唾液との接触などが大半で、年少時にすでに感染していることが良くあります。

これに対してHPV2型は感染経路は性行為が中心で性行為感染症の色合いが濃厚といえます。初回感染のほとんどは、思春期以降の性行為が大半で年少者に感染が見られることはほとんどありません。
もっともオーラルセックスなどを通じて、HPV1型が性器に感染することもあり、厳密に感染部位を分類するのは妥当ではないともいえます。ただ生息部位については部位に応じて、すみわけする傾向は見られるようです。

性器ヘルペスは原因菌が細菌ではないので、治療薬は抗ウイルス薬を選択する必要があります。人類が始めて抗ウイルス薬とも言われているのがゾビラックスです。ゾビラックスの有効成分にアシクロビルを配合しています。確かに抗ウイルス作用を発揮しますが、内服薬タイプでは消化管からの吸収性がやや低いという問題点を抱えていました。そこでゾビラックスの体内での吸収性の悪さを改善したのがバルトレックスになります。バルトレックスは有効成分にバラシクロビルに含んでいます。

バラシクロビルは体内に吸収されるとアシクロビルに変化しウイルス増殖の抑制効果を発揮するわけです。性器ヘルペス治療薬に含まれるバラシクロビルには、ウイルスのDNAの複製を阻害する効果をもっているので、ウイルスはそれ以上成長することが出来ないので、増殖できなくなります。
また性器ヘルペスは再発する傾向があります。再発時には患部にピリピリするような違和感を覚えるなどの前兆症状が見られます。再発の兆候が見られたときは、速やかにバルトレックスを服用するのが迅速な回復のポイントです。一年に4回以上再発を繰り返すようなときには、6ヶ月以上にわたりバルトレックスを服用する再発抑制療法が選択されることもあります。

バルトレックスは豊富な治療実績をもつ性器ヘルペス治療薬で、副作用も少なく安全性が高いと評価されています。なお遭遇する頻度が比較的高い副作用は、服用後に頭痛や眠くなるなどの意識障害や吐き気・腹痛や下痢などの消化管症状になります。また発疹やじんましんなどの副作用も報告されているので、服用中に異変を自覚したら服用を中止し専門家に相談する必要があります。