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トリコモナスに感染する原因と治療方法

2020年01月07日

性行為感染症の多くは細菌やウイルス・真菌などの微生物が大半です。そんななかにあって原虫が原因になっている性行為感染症がトリコモナス症になります。トリコモナス原虫は女性のみならず、男性でも感染する可能性はあります。しかし男性の場合は無症状で経過するのが一般的で、炎症症状などに悩まされるのは専ら女性になります。膣トリコモナス症に罹患すると、無症状の場合もありますが多くの場合何らかの自覚症状に遭遇することになるのです。膣や外陰部のかゆみや発赤や、特徴的なオリモノの変化です。感染部位が外陰部に及ぶと激しいかゆみや、排尿痛などが出現することも。同時に観察されるオリモノの変化は、黄緑色に見た目が変化し生臭い悪臭がする等見た目もにおいも特異な変化を見せるのが特徴と言えます。

トリコモナス症の原因となる感染経路は性行為がほとんどです。ただ膣トリコモナス症は性行為を持つことのない、年少者や高齢者にも一定数の患者が診られます。クラミジアなどの性行為感染症では若年層に患者は集中していますが、膣トリコモナス症の場合幅広い年齢層に分布する傾向があります。このようなことから水分の存在する、公衆浴場や公衆トイレの便座などへの接触もトリコモナス原虫の感染のリスクが否定できません。家庭内においても共用タオルの使用などには警戒を祓い必要があります。

トリコモナスの治療薬はトリコモナス原虫に対する毒性を発揮する種類がメインです。代表的な治療薬はフラジールやファシジンを挙げることが出来ます。フラジールは有効成分にメトロニダゾールを配合しています。フラジールに配合されたメトロニダゾールは、トリコモナス原虫の体内に取り込まれるとニトロソ化合物に変化します。ニトロソ化合物には原因原虫のDNAの螺旋構造を不安定にして、抗原中作用を発揮するわけです。

またトリコモナス症治療薬のファシジンは、有効成分にチニダゾールを含みます。ファンシジンの有効成分のチニダゾールもトリコモナス原虫内でニトロソ化合物に変化します。この反応の過程で活性酸素が生成されDNAの構造に破綻をきたし抗原虫作用を発揮します。

ファシジンに含まれるチニダゾールも、フラジールに含まれる有効成分のメトロニダゾールも化学構造が類似し、治療効果もほぼ同様です。フラジールもファンシジンもすぐれた抗原虫作用を発揮するので治療効果も優秀です。ただし治癒後もパートナーとの性行為を行うことで再発する、ピンポン感染を防ぐには無症状の男性も同時に治療に取り組むことがポイントです。

フラジールもファンシジンも治療効果が高く、副作用も少ないとされています。ただし服用中は酒に弱くなり悪酔いや動機などの症状が出現する場合があるので、飲酒を控えましょう。フラジールやファンシジンの副作用では手足のしびれなどの末梢神経障害やふらつくなどの意識障害です。服用中にはこれらの副作用の出現は念頭におく必要があります。